お月さまいくつ

オタクの日記

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』レビュー/奇妙って可愛い

 

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

 

オリーヴは真っ黒な手袋をつけている。フィオナが手を伸ばせば植物はぐんぐん伸びる。ブロンウィンは力持ち。マスクを被った双子はクマのぬいぐるみを奪い合う。クレアのお口は隠れてる。ミラードの身体は見えない。ヒューの身体は蜜蜂の住処。ホレースは紳士のように握手を求める。エマの靴は鉛で出来ている。イーノックのお人形は息を吹く。ヴィクターは動かず眠っている。ミス・ペレグリンのお屋敷にはたくさんの子供たちがいる。

 

 

 

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

 

 人生って空しくない?

砂浜の足跡も明日には消えて、同じ日を繰り返す。

 

この映画、10歳の頃に観たかった~!子供の頃に出会ってたらどれだけ楽しかっただろうってなんかモダモダしたよ。悪者が目玉を食べるシーンとか、ホローっていうでっかいオバケがのっしのっし歩いてくるシーンとか大好きだった…。今でも精神年齢は10歳ぐらいだから、すごく楽しめたんだけどね。

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』はダーク・フォンタジーなお話。子供向け作品ではあるけれど、ゾッとするような、その夜悪夢を見ちゃうんじゃないの!ってシーンがたくさんあってドキドキ!ドキドキ!ドキドキした!あと、感動でちょっと泣いた。

おじいちゃんを何者かに殺されてしまったジェイクは、小さい頃におじいちゃんが話してくれた「奇妙な子供たちが住む家」へと遺言を頼りに訪れる。そこへ住む人たちは、本当はみんな戦争時代に空襲にあって死んでしまっているはずなんだけれども、特殊能力を持つ女性、ミス・ペレグリンがループを使って時間を巻き戻し子供たちを死から守っていた。なのでループに入ると、ジェイクは2016年から空襲のあった1943年を行き来することになる。

ミス・ペレグリンの屋敷に住む子供達もみんなペレグリンのように異能者だ。出てくる子供達み~んな可愛いんだけど、個人的に好きなのはミラードとヒュー!ミラードは体が透明で、服を着ていないとどこにいるのかまったく分からない。食事の時間に裸で椅子に座っているミラードに皆が「服を着ろよ!マナー違反だぞ!」って怒って、しぶしぶ服を取りに行く彼が可愛かった!ヒューは体の中が蜂の巣になっている男の子。パカッと口を開けるとブワーッっとたくさんの蜂が飛び出してくるのが可愛くて可愛くて!!お腹で蜂がブンブン飛び回っているのを想像してらほわ~~…ってなったよ。モソモソくすぐったそう。

 

 

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

 

「皆さんをお世話できて光栄に思います。

さよなら、私の子供たち。」

 

そんな子供達だけれど、異能者なばかりに迫害されてきた過去もある。だからミス・ペレグリンはループの中で子供たちが傷つかないように守っている。でもついに、皆の住む屋敷が悪い奴に見つかってしまう。連行されてしまうミス・ペレグリンに「子供たちを守ると約束して」と言われたジェイクは、悪い奴らと戦うことになるのだ。映画ではこの悪~い奴らも可愛いんだよね…。舌がにょろにょろのホローちゃんは萌え。

今作はダークファンタジー、というかホラームービーの古さも新しさもあって全てが可愛くて大満足。CGも使っているのだけれど、カクカクしたコマ撮りのようなシーン(イーノックがお人形に心臓を入れて戦わせるところとか)もあって、コマ撮りな感じってなんであんなに可愛い動きなんだろうね~?!大好きすぎてウオオってなったよ。逆に山場の戦闘シーンでは、現代ならではのダブステップっぽい音楽が使われていてノリノリになれるのだ。古き良きホラームービーらしい残虐なシーンもキュンとくる。残虐だけれど可愛いのだ!

監督は有名なティム・バートンなんだけれど、彼の作品をあんまり見たことがなくって、今作がすごく楽しかったから他の作品も観てみたくなった。映画を観てるときはずっと「可愛い!」しか言ってなかったよ~。ミス・ペレグリンも凛とした女性ですごくかっこよくて見惚れちゃう人も多いんじゃないかな。みんなも『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』を観て10歳になっちゃえ!そんな作品でした!

 

 

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